大学編入記:筑波大学(+専攻科)
どうも、Pelkiraです。
タイトルの通り、この夏編入試験を終えたため、体験記を残そうと思います。
結果から言うと、
の二つに合格しました。それまでの道のりについて記しておきます。
受験先決定
全て決めたのは1月ごろでしょうか。希望順に、以下のように決定しました。
理由としては、自分が電気電子アレルギーであることが一番大きいです。
後は、自分の学力を考慮して、情報系をどれくらいできるかなと思ったらこのような希望になりました。
TOEIC (~05/29)
筑波と専攻科には、TOEICスコアが必要なので、ちょっと勉強しました。
が、殆ど完遂していないです。(とことん勉強が下手)
受けた試験は、IP含め以下のものです。
15/10/17 L:290 + R:210 = 500 (IP)
16/01/19 L:295 + R:215 = 510 (IP)
16/04/10 L:290 + R:210 = 500
16/04/16 L:355 + R:255 = 610 (IP)
16/05/29 L:295 + R:270 = 565 (新形式)
専攻科には610、筑波にはIPのスコアは使えないため565で提出しました。
DUO 3.0 (購入:3月)
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言うまでも無さそうに有名な本。
使命感に駆られて購入しました。(CD付き)
Section1~6までを2,3週して終わりました。金ドブ案件です。(ごめんなさい)
僕にはできませんでしたが、多くの成功体験を聞く本なので、試してみていいんじゃないでしょうか。(『真面目にコツコツ』が出来ない人にはおすすめしないです。)
CDも登校中の電車で聞こうとしましたが、そもそもDUOを開かないので言ってることはさっぱり分からず、途中でやめちゃいました。
TOEICテストパート3,4 出るのはこれ! (借用:4月)
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04/10の試験後、リスニング対策で図書館からこの本を選びました。
Part3,4の例題1パッセージ(3問)毎に、要点をまとめている本です。
「この手の問題はここを見る!」というのが抑えてある本ですが、DUOの例もあり、普通に使っても読みきらない、と分かっていたので、シャドウイングやオーバーラッピングの教材として使いました。
例題1つを暗記しかける程度に、2つを流しで文を見ながら04/16のIP当日朝にオーバーラッピングしました。
結局殆ど読まずその程度で終わってしまいましたが、リスニングはそれ以外何もせずに65点上がったので、「どこを読むか」を知ったのと、朝にそのモードにしたのが効いたように思えます。
TOEICテスト新公式問題集 Vol.6 (借用:5月)
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これまでの(僕の)傾向から、試験が近くなってしかやらないということが掴めたので、じゃあその時間にできるのは問題集かなあということで試験の5日前ぐらいに借りました。(それまでの期間はゆっくり休んでいました。)
前々日に1セット目のリスニング、前日昼にリーディングと答え合わせ、
前日夜に2セット目を通しで、当日会場に着いてから答え合わせを行いました。
その他
これ以外に、3冊ほど試しましたが、どれも初め5ページほど読んで終わりました。
どうもこういう人間なようで、同じようなタイプで何か対策を持っている方は御教授ください。
結果、筑波には565で挑むことに。筑波に合格した(本校に限らない)先輩方の編入記などを読む限り、皆さん650~700近く持ってるようで、数学・専門で取り返さなきゃなーと考えていました。
専攻科 (~06/18)
最後のTOEICが05/29にあるので、それまで数学・専門には触れていませんでした。
...と言いながらも、結局1週間前まで殆ど何もしませんでした。
1週間前に級友に「専門って何が出るんだっけ」まるで就職組かのようなことを漏らしてたと思います。
残り1週間は、どうせ家でできないという級友2人と放課後研究室に集まり、過去問5年分(これもこのとき級友から頂いた)を解く会を開いていました。
これで大分思い出したようで、なんとか合格。滑り止めが決まって安心しましたが、それと同時にもう筑波じゃなくてここでもいいかも(受験勉強終わりたい)という感情が大きくなっていきました。
筑波 (~7/16)
このときは流石に少し早めに勉強しなきゃと思い、2週間前から参考書を開き始めました。
範囲は数学が微分積分・線形代数、情報は(先輩・級友の情報から)ちょっとしたC言語とアルゴリズムとしか聞いてませんでした。
使用した本は以下の2冊です。
編入数学過去問特訓
編入の線形代数徹底研究
基本的には過去問特訓の方を進めて、線形代数ではちょっと本質わかってなさそうなことがあったので解いててわかんなくなったら徹底研究を読んでいました。
過去問特訓は、以下の日程で解いていきました。
(試験の前週)
月火水:1章(1変数の微分積分)
水木金:2章(多変数の微分積分)
土日:4章(行列と行列式)
(試験の週)
月火:5章(ベクトル空間と線形写像)
水:6章(固有値とその応用)と1,2,4,5章の復習
6章はあんま出なさそうだったので軽く触っただけです。
木曜日には26年度の過去問を解いていました。その日の夜に24~28年度の過去問をWebから見れることを知って、急いで印刷しました。
金曜日(前日、移動日)にはホテルで一緒に受験する級友と印刷した過去問を解き漁っていました。情報は試験日の朝に目を通し、1年分ぐらい解いておこうと開きましたが、解くのが一番面倒な年だったようで、やめてしまいました。(ちゃんと目を通している級友から「多分何もしなくていけるいける」と言われ、「じゃあいいか」と。)
当日会場入ってから、他の受験者の700超えのTOEICスコアシートを見ながら、数学のまだ解けてない問題を考えてました。すごく不安でした。
試験内容
数学(1)
3問。
1問目「e^xのマクローリン展開書いて」
(は?易化しすぎでは)
2,3問目「(なんかよくわかんない極限使う数列の問題)」
(あっこれ1問目解いたら実質満点だ。やめた。)
という具合で、終わった後皆解けてなかったようです。良い判断だったと思います。
手応え33%
数学(2)
4問。
全てベクトル空間関係の証明。
どれも自明オブ自明で、とても易しかった。これ落とすと終わるなと思ってゆっくり解いた。(数学(1)の時間が浮いたのでゆっくりでOKとの判断。)
最後を大分日本語使ってしまったが、まあ大丈夫でしょう。
手応え95~100%
情報基礎(1)
生徒の成績かなんかが与えられて、良い順に出力したい。次の二つのアルゴリズムについて問いに答えよ、みたいな問題。
一方はバブルソートして、もう一方は累積度数作ってごにょごにょ...みたいな。
コードは特に分かりづらいことはありませんでした。
手応え90~100%
情報基礎(2)
無向ブラフの幅優先探索します。ただしCなのでSTLの代わりのライブラリは与えます。穴埋めしてください。という感じ。
第一印象は、競プロ勢勝ちじゃん。
visited配列の使い方とか、競技やってない人辛そう。
手応え85~95%
全体的に
情報(1),(2)を通して、アルゴリズムを比較せよとか、○○のように拡張・改良せよみたいな問題が結構あって、そこそこ文章を書かされたように思います。
数学を含め、文章をm行~n行で書け、見たいな問題は大体(m-1)行半しか書いていませんが、大丈夫なようです。(減点されてるかもしれないので責任は取れませんが、TOEICスコア的に減点されてたら受かってない気がします。)
解き終わった感じとしては、数学が大当たりでした。過去問の感じでは、問題によっては全滅も有り得たので、激易or激難みたいな差の出なさそうな感じは助かります。
情報基礎は前情報の通り結構なんとかなっちゃいました。
(部員へ:普通にやってたらそこそこいけるし、競技やってたらなんとでもなると思います。)
終わって
なんとか合格していました。
九大は、筑波に受かったので申し込みませんでした。
編入記を残した下さった方や、情報・資料を提供して下さった方に感謝をしています。ありがとうございました。